【スマートグリッド・海外】シリコンバレーに対抗する地域創生の基盤が「スマートグリッド」

ライブミュージックの聖地として知られるテキサスの州都オースティンは、人口約84万人。コンピューターやその周辺機器、ソフトウエア関連分野の発達が目覚ましく、「シリコン・ヒル」とも呼ばれている。また、スマートメーター、ソーラーパネル、電気自動車(EV)、スマートビルディングなどを使ったスマートグリッドの実証実験でも知られている。2009年米国復興・再投資法(ARRA)に基づく景気刺激策の一環として始まったスマートグリッド推進策の一環として、米エネルギー省(DOE)のプログラムに採択されたのが、オースティン市の中心地から数kmの距離にある空港跡地を対象地域とする「ピーカンストリート・スマートグリッド実証プロジェクト」だ。

スマート化の波は「電力」から「水道」へ テキサス州オースティンのスマートグリッド(ZUU)