モノづくり専門展「日本ものづくりワールド2017」(2017年6月21~23日、東京ビッグサイト)の特別講演に日産自動車 製品開発担当 常務執行役員の安徳光郎氏が登壇。「日産自動車における新たなクルマづくりへのチャレンジ」をテーマに自動運転技術や電動車両に対する開発の姿勢や普及に向けた課題、未来につながる新しいクルマづくりについてのビジョンを語った。日産自動車のクルマづくりの象徴となっているのが自動運転技術と電動化だ。安徳氏は「持続的なモビリティの実現に向けて、技術によってクルマにネガティブに作用するような現象を解決する」と説明。自動車を取り巻く“ネガティブな現象”とは次のようなものだ。
- エネルギーの枯渇
- 地球温暖化(大気汚染)
- 渋滞に伴う都市機能の低下
- 交通事故
これらの解決に向けて究極の目標として掲げているのが「ゼロエミッション」と「死亡事故ゼロ」である。
日産が解消したい「クルマのネガティブ要因」、電動化と知能化は何をもたらしたか(MONOist)