【市場】世界の発電、4割が再生エネに 40年IEA見通し シェール・EVで原油価格下押しも

国際エネルギー機関(IEA)は14日、2017年版の世界エネルギー見通しを発表した。再生可能エネルギーが世界の発電量に占める比率が、16年の24%から40年に40%へ高まると予測。原油は需要拡大が続く半面、米国のシェールオイル増産や電気自動車(EV)の普及に弾みがつけば、価格が1バレル50~70ドルと低位での均衡に向かうというシナリオも示した。太陽光や風力などの自然の力から得られる再生エネは、政策の後押しも受けて世界で導入が進んでいる。IEAは40年の再生エネ発電量が16年の2.6倍になると推計した。この間の発電量全体の伸びの3分の2を占める。発電量シェアは40%に高まる一方、化石燃料は65%から50%に、原子力は11%から10%にそれぞれ低下する。

世界の発電、4割が再生エネに 40年IEA見通し シェール・EVで原油価格下押しも(日本経済新聞)

 

Tagged on: