【企業・自動運転】AI自動運転の裏方役「軟磁性材」が激アツ 名古屋100年企業の挑戦

自動運転車の実現にむけた各社の開発を陰で支えている素材が「軟磁性材」だ。軟磁性材とは比較的簡単にN極とS極などの磁極が消えたり反転したりする素材のことを指す。自動運転車に搭載する各種センサの高度化にはこの軟磁性材の進化が必須とされており、名古屋の100年企業などがその開発に取り組んでいる。軟磁性材は磁界が近づくと磁力を持つが、磁界を除くことで磁気を失う。鉄やナノ結晶などが軟磁性材に含まれ、家電やPC関連の事務機器、一般的な産業機器部品でもコイルの素材などとして使用されている。あまりその存在を意識されることは少ないが、今注目の自動運転に搭載する高精度センサにもこの軟磁性材が使われている。そんな中、創業100年を超える名古屋の大同特殊鋼株式会社(社長:石黒武)が開発を手掛ける高透磁率の軟磁性材が注目を集めている。電動化・自動運転化対応の高感度センサ向けに開発した「MENPC2-S」と「MENPB-S」だ。

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