【話題】低速電動バスMAYUが世界を席巻する日 「スロー観光」が楽しい

「MAYU(まゆ)」という愛称のいかにもかわいらしい電気自動車(バス)に乗せてもらった。初夏の爽やかな風のように、ゆっくりとした速度で群馬・桐生の街と古民家と郊外の古刹を巡る小さな旅である。10人乗りのボックス型電気自動車は速度が最高でも19㌔。ときどき道の傍に留まるのは、後ろから追いついてくる自動車や自転車に追い抜いてもらうため。先を急がない哲学が、このスローモビリティを旨とする自動車の信条で、街の風景も歩いている人様も、のこぎり屋根の織工場や自然の中に埋もれて建っている寺院も、これまでの観光シーンとはまったく違って心の中に悠然としみ込んでくる。

「街のデッサン(207)」低速電動バスMAYUが世界を席巻する日 「スロー観光」が楽しい(旬刊 旅行新聞)

 

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