【提言・自動運転】VW自動運転研究トップが課題を指摘、「冗長化は複雑化」「AIはだませる」

ドイツ・フォルクスワーゲン(VW)で自動運転技術の研究を率いるトーマス・フォルム(Thomas Form)氏は2018年11月14日、同技術の安全性と信頼性を評価することの必要性を都内で説明した。VWを含むドイツの産官学が連携して開発中の自動運転技術の評価手法を他地域で広めて、世界標準化を進める布石にする。VWは、BMWやダイムラー(Daimler)、ボッシュ(Bosch)などと、「ペガサス(PEGASUS)」と呼ぶ自動運転技術の安全性や信頼性の水準と評価手法を決めるドイツの国家プロジェクトを進めている(図2)。2016年に始め、2019年6月に終える見込み。ただし終了後もプロジェクトを継続し、ISO(国際標準化機構)で評価手法の標準化を目指す考えである。「(ドイツ政府からプロジェクト継続用の)予算を得られる見通し」(フォルム氏)と明かした。

VW自動運転研究トップが課題を指摘、「冗長化は複雑化」「AIはだませる」(日経XTECH)

 

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