【話題・自動運転】韓国から自動運転車を追い出した規制環境

グーグルの自動運転無人タクシーサービスに世間の関心が集まった11月末。米シリコンバレーのパロアルトではまた別の自動運転テストサービスが始まった。5000店舗を保有する大手ホームセンターのエースハードウェアが自動運転車を活用して注文した物品を顧客に配達する宅配サービスだった。配達車両はフォード社のバンだったが、実際の自動運転システムと技術は韓国のスタートアップ、トールドライブ(ThorDrive)が提供した。韓国で初めて都心の自動運転に成功したSNUver開発者(ソウル大のソ・スンウ教授)研究室出身の弟子が創業した会社だ。現在もソウルで都心自動運転テストと研究開発をするトールドライブが商用化のためのテストを米国でするしかなかった理由は何だろうか。それは韓国の規制環境のためだ。法条項に根拠規定がない事業は違法または不法になる「列挙主義」と、事業および技術分野別に所管部処が異なる「縦割り規制」のため、商業的な目的の自動運転サービスに対する許可がいつ下りるか分からなかった。当然、海外の投資家も同社の韓国内事業に対する投資を避けることになった。

【時論】韓国から自動運転車を追い出した規制環境(1)(中央日報)

 

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