埼玉県産業振興公社が県内中小製造業に電気自動車（EV）化の影響を調査したところ、自動車関連企業136社の約半数にあたる73社が売り上げが「減少する」と予測していることがわかった。アンケートは2018年7～8月に16業種1000社に実施し、204社から有効回答を得た。自動車関連の企業でEV化でも売り上げは「減少しない」としたのは62社だった。「減少する」とした73社中、52社は経営に「悪影響がある」とした。特に輸送用機械器具などで経営悪化と答えた割合が高かった。ただ、52社の半数にあたる26社では、EV化は経営に一時的には悪影響を及ぼすものの業績は「回復可能」と答えた。医療機器などの他分野に参入にしたり、モーターなどEV関連の新技術を開発したりできるとみている。
EV化で売り上げ減半数 埼玉県内の中小製造業が予測（日本経済新聞）
