【話題】大阪の高校生がスバル360でコンバートEV製作

往年の名車に、木の車――。府立佐野工科高校(泉佐野市高松東)に並ぶ個性的な車は、自動車部の生徒らが製作した電気自動車(EV)だ。同高校では約20年前から、電気自動車作りをスタートさせた。最近、挑戦したのが、1960年代を中心に普及した「スバル360」の電気自動車への改造だ。生徒らは昨年2月、廃車寸前だったスバルを、まずはガソリン車として復活させた。その後、エンジンを取り外し、モーターを積み込むなどし、1月に電気自動車が完成した。時速80キロ程度は出せ、ナンバープレートを取得したため、公道を走ることもできる。「大阪モーターショー」(1月20~23日)にも出展した。同部顧問の山田啓次・首席教諭は、「東日本大震災ではガソリンが手に入りにくくなり、電気のほうが復旧が早かった。災害が起きた時、電気自動車が役立つはず」と、今後も開発を進める考えだ。副部長の角野高宏さん(1年)は、「自分たちでも電気自動車が作れるんだと、自信につながった」と話している。

名車「スバル360」EVで復活 Naniwaなう(読売オンライン)

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