最近は斬新な電気自動車（EV）のコンセプトが至る所から登場している。今回ご紹介するファンキーなルックスのクルマもその1つ。デザイン先進国デンマークの自転車と電動自転車メーカーであるBiomegaが発表した都市部向けEVだ。 中国国際輸入博覧会（CIIE）で発表された、この「SIN」（シンガポールの略らしい）と呼ばれる子供用木製玩具みたいなクルマは、スカンジナビアン・デザインの「less is more （より少ないことは、より豊かなこと）」を体現しながら、いくつかの特筆すべきアイデアを備えている。まず、車輪をボディの外に配置し、ホイール・ハウスをなくすことで、スケートボードのようにフラットなフロアが可能になった。Biomegaによれば、これによって狭い市街地でも運転しやすく、広々とした室内空間が確保できたという。その簡素化された車内には、4つの独立したシートが備わる。ボンネットやトランクは持たない。また、前方路面の死角を極力減らすため、アクセル・ペダルやブレーキ・ペダルの裏側は「フェイシア・ウインドウ」と呼ばれるガラス張りになっている。
【ビデオ】デンマークのBiomegaが、ユニークな電気自動車「SIN」を発表 価格は約260万円になる見込み（autoblog）
