第40回から50回まで、車が電動化することと自動運転化することに関して多方面から見てきた。
電気自動車はリチウムイオン電池とネオジム・鉄・ホウ素磁石が日本で発明され、製品化され、産業化したことにより、その性能が著しく向上し、結果としては2022年には世界的に700万台の生産が行なわれている。こうして見ると、これから自動車の流れは電気自動車になることを疑う人はほとんどいない。
ところが日本は2010年までは電気自動車の生産台数は世界一の先進国であったが、その後生産台数が大きくは伸びず2022年にはわずか4万台であり台数の上では大きく立ち後れている。
日本は自動車産業が最大の産業であり、輸出に占める割合や国外の生産拠点の利益も大きい。このため、国の経済にとっても電気自動車化によってもその生産台数を減らしてはならない。そのための基本技術の電池と磁石についても優れた技術は日本に残っているし、軽量で壊れない車体生産能力でも日本はトップにいる。
今、国内の各自動車メーカーも電気自動車化に大きく舵を切った。その成果が数年後に現れて、日本が再び電気自動車先進国に返り咲くことを期待している。
脱・温暖化その手法 第51回 ー車が電動化し、自動運転化することのまとめ(Motor-Fan.jp)