ダイハツ工業は軽自動車ならではの自動運転技術に挑む。神戸市北区の住宅団地で2020年度に実証走行を始め、軽が得意な路地などで安全・快適な運転に必要な開発やデータ収集を進めてきた。高齢化や人手不足で日々の生活の移動が難しい地域で、軽独自の移動サービスを見込む。官公庁や異業種とも協力し、技術向上と社会実装に取り組む。
「狭い道も多い地域で自動運転を続けるのは例がない、とよく驚かれる。この地域での実証を大切にしたい」。ダイハツの薬師神宙夫くるま開発本部ソフトウェア開発部自動運転企画室長は、こう意欲を示す。実証地域は神戸市北区の筑紫が丘を中心とする住宅団地。造成から50年超たち、住民の高齢化が進む。丘陵地で坂も多く高齢者が出歩くのは容易でない。買い物や通院で楽に移動できる交通サービスは、差し迫った社会的な課題だ。
「タント」で実証…ダイハツが挑む「軽」ならではの自動運転とは?(ニュースイッチ)