電気自動車(EV)の普及に伴い、バッテリーとして搭載されているリチウムイオン電池が発火して起こる火災が問題になっている。従来の消火活動の常識は通用せず、消防の意識変革が必要だという。
2024年秋、米国ペンシルベニア州フォールズ郡区のトラック輸送会社が、嵐で損傷したテスラ(Tesla)の車両を一時的に自社の作業場に保管した。数週間後、車は突然発火し、瞬く間に制御不能なほど燃え上がった。炎は約9メートルの高さまで達した。
地元の消防隊は、2000ガロン(約7500リットル)以上もの水をかけて鎮火しようとしたが、収まることはなかった。結局、消防隊員たちは、ボランティア消防長であるハワード・マクゴールドリックが率いる、近隣のブリストル郡区の消防隊に助けを求めた。
EV電池火災、どう対応?「燃え尽きるまで待つしかない」と専門家(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan)