電解質がすべて固体材料から成る蓄電池「全固体電池」の電気自動車(EV)向けの量産が近づいている。日本では、トヨタ自動車と出光興産が2027~2028年にEV年間5万~6万台分の規模で製造を始める計画だ。1~2年前はこれで世界に先駆けた取り組みになるといえたが、最近は競合他社が開発を加速し、2026年の量産を計画するメーカーも複数社出てきている。
全固体電池のメリットは大きく4点。(1)液漏れがない点で安全性が比較的高い(2)動作温度範囲が広く、特に高温に強い(3)充放電が速く、それでいて損失、つまり発熱が少ない(4)電極材料の選択自由度が高く、将来的に大幅な高エネルギー密度化を狙える――である。
EV向け全固体電池、2026年登場か 米中勢が日本を猛追(日経クロステック)