中国では、電気自動車(EV)で人気の完全格納式ドアハンドル(隠しハンドル)に見直しの動きが出ている。
車体とフラットに収まり空気抵抗を減らせることから、近未来的な意匠として米テスラや中国の理想汽車(Li Auto)、蔚来汽車(NIO)に加え、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、ボルボなども採用を広げてきた。だが実使用でのトラブルや救助時の課題が表面化し、安全性への懸念が高まっている。
たとえば、
・冬季の凍結でハンドルが出てこなく、手作業で氷を除く事例が多い。
・電源断や電装故障時にハンドルが作動せず、ドアが開かない。
・位置が分かりにくく、高齢者や子どもに扱いづらい。開閉時の挟み込み懸念も。
・衝突で電力が遮断されると外側から開錠できず救助が遅れる。結局ガラス破砕に頼るケースもある。
こうした潜在リスクが認知され、デザイン性を重視する潮流から安全基準の整備を求める声が強まっていた。
「事故時にドアが開かない」⋯EVの“隠しドアハンドル”、中国政府がついに規制のメス(36Kr Japan)